一般の方は、家庭裁判所と聞いただけでも、ドキッとしませんか?
とても、怖いところというイメージはないですか?
実際に行ってみると、そうでもないですよ。
けっこう親切に教えてくれます。
電話の応対も、昔に比べるとずいぶん丁寧になったような気がします。
裁判員制度が始まってから、裁判所もけっこう気を遣っているなという印象を受けます。
調停をするのは、調停委員2人です。
月1回の割合で調停が開かれます。
調停委員は、当事者(夫、妻)の意見を聞いて、妥協案を提示します。
このとき、調停委員によって、かなり意見に開きがあるようです。
調停も交渉と考えるなら、調停委員には嫌われないようするほうが賢明でしょう。
感情的になり過ぎない(いろいろと我慢してきたことはしっかり伝えてくださいね)、
立証資料を揃える、礼儀正しい言葉使い、立ち居振る舞いを心がけてください。
調停委員は、年配の方が多いので、その辺りを考えた行動をしてください。
調停で和解が成立しないときは、家事審判官(家庭裁判所の裁判官)が判断を下します。
この審判に納得できないときは、裁判しか道はありません。