先日、兵庫県行政書士会の知財研修に行ってきました。
滋賀県の行政書士・谷田良樹氏が講師です。
知的資産とは、目に見えない強みのことです。
企業の評価は、目に見える売上高、役員報酬、従業員給与、保有資産、支払い能力・・・な
どで判断されます。では、その結果の源となっているものは何でしょうか?
経営理念やモットーであったり、時には社長の人柄だったりします。
製品に対するこだわりは何か→技術やノウハウ
そのこだわりを強化する努力・工夫はどのようなものか、
そのこだわりをどのように活かしているか、
経営者や従業員は、それらを当たり前のようにやっているので、自分たちでその強みを、
意識していないことが多いです。
「知的資産経営報告書」というと、なんだかとっつきにくいイメージがありますが、要
は、会社が無意識レベルでやっていることを、意識レベルまで持ってきてあげること(可
視化)なのです。
報告書は、どのような手順で作成されるのでしょうか。
主にヒヤリングです。とにかく話を聞くことだそうです。
相手の言うことに相槌を打ちながら、いろいろな質問をしていきます。
1回のヒヤリングは、平均3時間程度。これを5~6回行います。
その中で、①強みを認識し、②可視化し ③それらをどのように活用して業績を上げてい
くかなどの「経営戦略」を盛り込んで、「知的資産報告書」を作っていくそうです。
近畿経済産業局 が「知的資産経営報告書」を開示しています。
目に見えない強みは、個人事業主にも当てはめることができます。
あなたの強みは何ですか?
自分自身に置き換えて考えてみると、
数少ない女性の行政書士であること(10人に1人くらいかな?)
行動力とパワーがあること、
行政書士歴7年で、そこそこの実績があること、
あとは????
みなさんも、自分の強みを活かしてくださいね。