アベノミクスの成長戦略の新聞の見出しは「民間活力の爆発」と威勢のよい言葉。
で、中身はというと
・10年後一人当たりの国民総所得を150万円以上増やす
・3年間で設備投資を10%増の70兆円にする
・10年間で農村の所得を倍増させる・・・・
国民総所得とは、Gross National Income (GNI)のことで、GDPに日本の企業や個人が海外に
投資して得たネットの利子や配当収入などを加えたものらしい。難しくてよくわかりませんね(^_^;)
国民がよくわからない指標を用いて、いかにも給与所得が10年後には150万円以上になるような錯
覚を起こさせるというのは、言葉は悪いですが、だましのテクニックのようですね。
3年間で設備投資を10%増やすといっても、企業は景気がよくなるという期待が持てないなかでは
設備投資にお金を回そうという気にはなれません。いくら日銀がお札を供給したとしても、そのお金
は設備投資には回らないのです。にもかかわらず驚異的な数字が並んでいます。
阿部政権の支持率が低下しはじめたようです。
原因は、あまりにもお粗末な内容の成長戦略にあるのかも。