婚外子(非嫡出子)の相続権

 

2013年9月4日、最高裁が婚外子の相続権を、婚姻をしている男女間に生まれた子供(嫡出子)の2

分の1とする民法の規定を違憲としました。

愛人の子は、正妻の子の半分しか相続財産をもらえなかったのが、

今後は、正妻の子と同じだけ財産をもらえるようになるということです。

マスコミでも大きく取り上げられていたので、ご存知の方も多いと思います。

2001年7月以降発生した相続で、現在も争いが継続しているものについては、違憲とされるようで

す。既に話し合いがついているものについては、適用されません。

115年前に決められた婚外子の規定は、結婚や家族に対する考え方が多様化する現在には、

通用しなくなったということなのでしょうね。(裁判官全員が違憲の判断)

ここでちょっと、正妻の立場に立って考えてみましょう。

正妻は、結婚以来、夫の世話や家事、子育てを真面目にこなしていたとしましょう。

ある日突然、夫に愛人がいて、その人との間に子どもまでできていたら・・・

やはり許せないですよね。そのうえ、夫が亡くなれば、財産は自分の子どもと同じ分だけあげなけれ

ばならない。

では、この妻の気持ちは、何によって慰められるでしょうか。

早い話が、夫に対する慰謝料ということになるのではないかと思います。

日本は、慰謝料の金額が低いです。日本で裁判数が少ないのは、慰謝料が少なく、弁護士費用を

払ってまで訴訟を起こすメリットがないからだと言われています。

夫の浮気に対する慰謝料は、現実問題、夫の経済力によってかなりの開きがあります。

数十万~300万円くらいでしょうか。

そしてこの金額は、夫の不貞(浮気)が原因で離婚した場合のものです。

離婚しないときは、もっと低くなります。

妻は離婚しなければ、慰謝料といっても、大した金額にはなりません。

これでは、妻はふんだりけったりです。

あくまでも個人的な意見ですが、今後は、妻が夫に子どもができたことで慰謝料請求した場合には、

低い金額ではなく、かなり高額な慰謝料を認める判決を出してほしいものです。

このケースは、あくまでも妻が真面目に妻の役割を果たしていた場合のことです。

早く民法改正が行われることを期待しています。

 


カテゴリー: ブログ, 相続 タグ: , , パーマリンク

コメントは停止中です。

このページのトップへ