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スマイリング・エンディングノート コラボセミナーのお知らせ

 

スマイリング・エンディングノートのこてんしのイラストを描いてくださった池田真佑良さんとコラボセ

ミナーを行うことになりました。(4月23日木曜日)一部では、ちょっとシリアスな問題を考え、二部

では、とっても楽しい体験をしていただけます。募集人数は8名様。会場は写真家大向ヒロマサさ

んのアトリエです。とっても素敵な場所で、和気あいあいとやれたらいいなと思っています。是非、

ご参加ください。

一部は、スマイリング・エンディングノートLITE版(プレゼント)使い、エンディングノートを書いてい

くうえで、何に注意して書けば、残された人の負担を減らすことができるかをお伝えします。相続

手続きを業務として行っている行政書士が、法律的な観点から気をつけるところを解説いたしま

す。遺言書や後見制度についてもコンパクトにお話しさせていただきます。

二部は、愛する人宛てに書くメッセージカード、そのメッセージカードのカバーを、ハートや花柄な

どの型で枠取りをし、絵具、綿棒、ウェットティッシュなどを使いステンシル風にアレンジしていきま

す。池田真佑良さんが、簡単に見栄えよくできるコツを伝授してくれます。仕上げは、ラインストー

ン、リボンなどを使いオリジナリティーあふれる作品に仕上げていきます。

0315-1

セネシオの花セネシオの花

 

日時 : 平成27年4月23日(木)13:00~15:30(時間延長になる可能性があります)

場所 : 芦屋市茶屋之町2-24 樋口ビル3F Lightful Salon, Ashiya(JR芦屋駅徒歩3分)

費用 : 3,000円(材料費込)    募集人数 : 8名 

 

お申し込みは  TEL 0797―55―6203 (留守の際は転送されますので、留守電を残しておいてください)

または メール でお申込みください。題名には「セミナー申込み」とお書きください。

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一心寺 ~納骨を考える~

 

遺言書を書かれた方が、お子さんに自分のお骨を、「一心寺」に納骨してほしいという希望を持た

れていました。そのお寺についておたずねしたところ、パンフレットを見せてくれて、いろいろ説明

してくださいました。一心寺は、宗派を問わず納骨を受け入れていて、その納骨されたお骨で、10

年に一度仏像を造られるそうです。骨佛と言われています。納骨の費用は、数万円ととてもリーズ

ナブル。場所は、大阪、天王寺という都会のど真ん中。広くてきれいで、お弁当持っていきたくな

るくらいといわれていました。この方は、ご主人の田舎にお墓はあるということ。親戚も入っている

けど、いずれ途絶えるのがわかっている。主人の田舎のお墓に入るより、自分の両親も入っている

一心寺に納骨してほしいいという思いから、遺言にそのことを書かれたそうです。昔からあるお寺

も、今は檀家も減って、お布施も昔のように入らなくなっているため、経済的に苦しくなっていると

ころが多く、なかにはやむなく不動産屋に売却してしまうところもあるようです。「継いでくれる人が

いない」「子どもは転勤族でどこにいくかわからない」「高額な費用をかける必要があるのだろうか」

このような思いから、従来のお墓に対する意識が変化していってるようです。価値の多様化がいろ

いろな分野で起こっていますが、お墓に対する価値も、どんどん多様化していくのでしょうね。

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スマイリング・エンディングノート ダウンロード数1万1千件超え

 

有難いことに、スマイリング・エンディングノートのダウンロード数が、11,000件を超えました。身辺

整理、財産リスト、自分史などを入れると、13,000件を超えています。私がお会いしたことのない

たくさんの方々がダウンロードしてくださっているということなので、なんだかとても不思議な気がし

ます。自分が作ったものであっても、そうではないもののようで・・・

エンディングノートのデザインを考えていくのは楽しいのですが、苦労することもあるんです。エン

ディングノートのイラストのほとんどは、フォトリアというサイトから購入しているのですが、自分のイ

メージに合った画像が、なかなか見つからないこともあって、その場合、多いときは100ページくら

い検索かけます。これってとっても時間がかかるんです。(もちろん、検索して2~3ページですぐ

に、これだ というのが出てくる場合もあります)それでも見つからないときは、そのページにイラス

トを入れないか、また、別の日とかに検索かけなおします。イメージのものが見つかったときは、と

てもうれしいです 😛

みなさんの好みのものがあるといいのですが。

 

 

 

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なぜ遺言書を書くのか

終活のしめくくりとして、遺言を考える方もいらっしゃると思います。「うちは、そんな大した財産はないから大丈夫」「うちの子に限ってもめるわけがない」そう言われる方も多いです。

今日は、実務で依頼を受けた案件をもとに、「なぜ遺言書を書くのか」を考えるきっかけにしていただけたらと思います。

notepad and pencil

私が依頼人のお子さんのA子さんとお会いしたのは、友人の紹介でスマイリングエンディングノートを買っていただいたのがきっかけです。A子さんは、お父さんが亡くなったときの遺産分割の際に、遺産のほとんど全部をお兄さんが相続し、A子さんは何も相続できず、とても嫌な思いをされた経験がありました。

A子さんのご家族は、お父さん、お母さん、お兄さんの4人です。お父さんが亡くなられたときの財産は、自宅不動産、預貯金で、それなりの金額でした。お母さん、お兄さん、A子さんで遺産分割の話合いをしたというよりも、お兄さんが一方的に、「財産はぼくが全部継ぐから」の一点張りで、A子さんはもめるのが嫌で結局、1円の財産も相続しませんでした。

obasan_shock 無料

何でゼロなの?

 

自分の財産の整理にという思いでスマイリング・エンディングノートのFULL版を購入し読み進めるうちに、「遺言書」があれば兄ともめずに自分も財産を相続することができることを知りました。遺言書についてもっと詳しく知りたいという思いで、私にご相談いただきました。

私からは、遺言書に財産の分け方を書いておけば、お兄さんと協議することなく遺産を相続することができること、ただし、自筆証書遺言(自分で遺言書を書く)の場合は、検認手続といって、遺言書を家庭裁判所に持っていかなければならず、その手続きで1か月以上はかかること、万一、遺言書に不備があると、その遺言書が無効になってしまうこと、公正証書遺言にしておけば多少の費用はかかるが、相続発生後、速やかに遺言書に沿って手続きが勧められること、遺言執行者を決めておけば、お兄さんの印鑑証明なども必要ないことなどをお話させていただきました。

お母さんの財産は、預貯金900万円です。一般的には、うちにはそれほどの財産はないからという金額ではないでしょうか?それでも、お母さんは、遺言書を書くことを決められたのです。自分の相続のときまで、お兄さんともめてA子さんに可哀そうな思いをさせたくなかったからです。

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その後、お母さんと面談させていただき、財産の確認とだれにどの財産をあげたいのかを確認させていただきました。財産については、A子さんが予めお母さんから聞いて、書きだしてくれていました。通帳を拝見すると、年金が入金される口座と光熱費が落ちる口座が異なっていて、年金が入金されたときに下して、わざわざ別の銀行に入金しているということでした。それを負担に思っておられたので、光熱費が落ちる口座を変更されることをお勧めしました。「そんなこと当たり前じゃない?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、年齢を重ねると、不便を感じながらもずるずるとそのままにしてしまっていたり、そういうことも思いつかなくなってしまうのです。ちなみにお母さんの年齢は83歳です。

そのほかにも、毎年更新される保険証書を何年分も大事にとっていたり、亡くなったお父さんの古い年金関係の書類までとっておられました。必要なもの、不要なものを1つづつ確認して分けていきました。時間はかかりましたが、お母さんにとても喜んでいただけました。

遺言書を書く前に、財産の整理をまずしなければなりませんが、1人ではなかなか進まないことも多いです。子どもがいても、自分の財産の全部を子どもにはまだ知らせたくないと思われる方もいらっしゃいます。そんなときは、専門家にお手伝いしてもらうのも1つの方法です。

遺言書は、70代で一度書いておくのがよいと思います。個人差が大きいですが、80代ではしんどいかな~という印象です。

面談はご自宅まで出張させていただきます。ちょっと聞いてみたいなと思われたら、お気軽にお電話してくださいね。

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Smiling Ending Note® に「クリスマス」「和風」 を追加しました

 

たくさんの方にダウンロードいただいているSmiling Ending Note®に、今の季節にピッタリの

「クリスマス」と、お正月を意識した「和風」を追加しました。ご利用いただいた方からも、Smiling

Ending Note®は、「わくわくする」「夢がある」などのご感想をいただいています。

自分の好きなイメージのものがあると、「書いてみようかな」って思われませんか?

私もそうですが、特に女性は、理性ではなく直観や感性で物を選んでいるように思います。

気に入ったものがあれば是非ダウンロードして書いてくださいね。

しっかりとしたノートに残したいという方には、製本したものもご用意しておりますので、お気軽にお

問い合わせください。

 

 

 

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シニア向け分譲マンション

 

年齢を重ねても今まで通りの生活を送りたい、でも、からだは年々弱ってくる、何か頼りになるもの

がほしい、こんなニーズにマッチするのがシニア向け分譲マンションです。以下、一般的に多いケ

ースをみていきましょう。

ILM17_DA01049

シニア向け分譲マンションは、一般住宅に比べバリアフリー

化など、高齢者が生活しやすい仕様になっています。分譲で

すから、買った人は、そのマンションの所有権を得、将来、相

続が発生したときには、子どもなどに相続させることができま

す。施設も充実しています。必要な時だけ利用できる食堂

や、大浴場、フィットネスルーム、娯楽室などもあり、様々なリクリエーションも催され、毎日充実し

た日々を送れるように配慮されています。将来、介護が必要になったときには、施設内、あるいは

隣接する介護事業者から、介護サービスを受けることができます。医療機関とも提携しています。

緊急時には24時間対応のスタッフが常駐しています。メリットはたくさんありますね。

 

では、デメリットをみていきましょう。施設が充実している分、分譲価格は高くなります。管理費も毎

月4万円~10万円程度かかるところが多いようです。管理費の他に修繕積立金や、固定資産税

が必要になります。相続が発生した場合、相続した相続人が住めばよいですが、転勤などで住め

ないことも考えられます。だれも住まなくても、高額な管理費や修繕積立金は毎月発生します。そ

れならばと、売却を考えたとしましょう。時間の経過とともに施設は古くなっていきますので、思うよ

うな価格で売却できるとは限りません。最悪、売却もできず、管理費等の負担だけが毎月発生す

るという事態になってしまうかもしれません。

介護が必要になったときはどうでしょう。

ILM17_DA01031

施設内に介護事業者があるような場合でも、別途介護事業者との契

約が必要になります。ケアマネージャーがたててくれたプランに沿っ

て、必要な介護サービスを受けることになります。それでも、軽度の介

護の場合は、問題なく過ごせるでしょう。問題は、中程度から重度の

介護が必要になったときです。在宅介護だけでは十分な介護が受けられません。ですが、支払い

限度額を超えてしまった場合、その超過分は全額利用者負担になります。毎月高額な介護費用

が必要になることも考えられ、介護付き有料老人ホームへの入居を考えたほうがよいケースもでて

くるでしょう。

メリットがあれば、必ずデメリットがあります。大金をはたいてマンションを購入し、「こんなはずでは

なかったのに」と後悔しないように、契約時には、営業マンあるいは施設運営業者の担当者がいう

メリットだけを聞くのではなく、契約書、重要事項説明書を確認の上、わからないことがあれば必ず

質問して疑問を解消しておきましょう。

そうはいっても何だか不安という方には、施設との契約をお手伝いさせていただきます。気になる

方は、お気軽にお問い合わせください。

 

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相続税の改正(2015.1.1~)

相続税の基礎控除額が引き下げられます

相続税の基礎控除とは、「ある一定の相続財産額までは相続税を支払わなくてもいいよ」というものなのですが、この控除額が来年度(2015.1.1~)から、4割も引き下げられます。

事例でみていきましょう。
一人っ子のA子さんは、お父さんを亡くしました。
お母さんは既に他界し、相続人はA子さんだけです。A子さんは独立して数年前にマンションを購入しています。
お父さんの相続財産は、自宅土地50坪2,000万円、預貯金3,000万円、合計5,000万円です。
現行での基礎控除額は 5,000万円×(1,000万円×法定相続人数1人)=6,000万円
相続する財産が6,000万円までなら、相続税はかかりません。
お父さんの相続財産は、5,000万円なので、相続税はかからないのです。

img01
ところが、2015年以降、基礎控除額が4割縮小され、
3,000万円×(600万円×法定相続人数)になるため、控除額が3,600万円に減ってしまいます。 

A子さんのお父さんの相続財産は、5,000万円なので、 
5,000万円 - 3,600万円 = 1,400万円  
1,400万円の部分に対して、相続税がかかってきてしまうのです。

icon_arrow02基礎控除の金額

相続人の数 現行
改正後
2015.1.1~
課税額UP
1人 6,000万円
3,600万円
2,400万円
2人 7,000万円
4,200万円
2,800万円
3人 8,000万円
4,800万円
3,200万円
4人 9,000万円
5,400万円
3,600万円
5人 10,000万円
6,000万円
4,000万円

基礎控除額が引き下げられても、相続税を安くできるいくつかの控除があります。その1つが 「小規模宅地等の特例」です。

小規模宅地等の特例

上記の例で条件を変えてみてみましょう。 
仮に、A子さんがお父さんと同居していた場合には、自宅土地の評価額が80%も減額される「小規模宅地等の特例」を利用することができます。
2,000万円の土地の評価が、何と400万円とみなされるのです。 
2015年以降、この特例を受けることができる自宅の土地面積の上限が、現行240㎡から 330㎡に拡大し、広い土地を持っている人にとっては有利な制度になります。img02
※被相続人の自宅については、配偶者もしくは同居親族か持ち家を所有していない子が相続しなければ、特例は適用されません。

配偶者の税額軽減

夫が亡くなり、その相続財産を妻が相続する場合、「配偶者の税額軽減」という控除があります。
妻が相続する財産が「1億6千万円以下」または「法定相続分相当額以下」の場合、相続税がかりません。 よほどの富裕層の妻でない限り、妻が相続した財産については相続税がかからないということです。
「夫婦がともに苦労して築いてきた財産」という考えのもと、夫亡き後の妻の生活保障に重きをおいた制度だといえます。

2次相続に気をつけて!!

夫が亡くなり、妻と長男、長女の3人が相続人。夫の相続財産1億6,000万円

夫から妻への相続を1次相続、(同世代間の相続) 妻から子どもたちへの相続を2次相続といいます。(次世代への相続)

先の「配偶者の軽減税率」は、とても魅力的ですが、だからといって下記表のケース2のように、1次相続で妻が全財産を相続してしまうと、2次相続で相続税が高額になり、1次、2次トータルで考えると、メリットがないということも起こってきます。もちろん、妻が全財産を相続した後、生前贈与を積極的に行う場合には、2次相続時には相続財産額が減少しているので、選択肢の1つにはなりますが。

icon_arrow021次相続・2次相続の分け方

相続財産1億6000万円   相続人:妻と子ども2人
img03
※1次相続の財産を、そのまま子が相続するとして計算

あまり相続税のことばかりに気を取られていると、数字だけをみて得なほうへ得なほうへと意識がいってしまいますが、やはり一番大事なのは、相続人同士がもめないようにすることです。
完璧な相続対策を行ったつもりが、相続発生時には税制が変わっていて何のメリットもなかったということも考えられます。
もめない相続 → 納税資金の確保 → 節税 の順番で考えるとよいでしょう。

「うちはどうなんだろう」と思われてる方は、まずは、財産を把握することから始められるのがよいですね。

かわいい財産リストの用紙を作ってみました。ダウンロードはこちらから

 

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花で認知症ケア

 

美しい花や緑を見ると、心が癒されますね。この気持ちを認知症ケアに取り入れる動きが広がって

きています。

例えば、日比谷花壇が老人施設を提携して行っている「フラワーアクティビティプログラム」。

フラワーファシリテーターと呼ばれる専門家が、お年寄りの関心や記憶に働きかける花材を選ん

で指導しています。私たちの記憶の中には、いろいろな花が登場します。桜を見て家族で行った

お花見を思い出すケースもあるでしょうし、ばらを見て、誕生日にプレゼントされたことを思い出す

ケースもあるでしょう。思い出の花を見ることで、そのときの記憶がよみがえり、様々な感情を呼び

覚ますことができるのでしょうね。

植物に触れたり、育てたりすることでストレスを軽減し、心身の機能を回復させる園芸療法も認知

症予防やケアに活用されています。高齢者に限らず、土いじりをすると元気になったという話はよ

く聞きます。私自身も土を触ると、生温かい感覚が、からだに優しい刺激を与えてくれるような気が

します。自然と触れ合うことで、人間本来の姿を取り戻すことができるということなのでしょう。気軽

に始められるのもいいですね。

 

 

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子どもがいない夫婦の「予備的遺言」

 

前回のブログ、「子どもがいない夫婦の相続」では、夫婦お互いが遺言を遺しておくのが相手に対

する思いやりと書きました。

今回は、もう少し詳しく遺言の内容についてみていきましょう。

ILM10_CG06004

子どもがいない夫婦の夫Aさんと妻Bさんは「私の亡き後は、すべて遺産は妻(夫)に相続させる」

との遺言を書きました。月日は流れ、夫Aさんが先に亡くなり、妻Bさんが夫の財産をすべて相

続しました。

夫亡き後は、近所に住む夫の姪Cさんが親身に面倒をみてくれました。数年後、妻Bさんが亡くな

り、夫の姪Cさんが遺言書を発見しました。みると、「自分の財産はすべて夫Aさんに相続させる」と

書いてあります。でも、Aさんは既に他界しています。Bさんの相続人もいません。このような場合、

どうなるのでしょうか?

Bさんに相続人がいない場合、Bさんの財産は、家庭裁判所の一定の手続きを経て、国庫に納め

られます。それでは、あまりにAさんの姪Cさんが気の毒なので、家庭裁判所は、Cさんが「特別縁

故者に対する相続財産分与」の申立をし、家庭裁判所が認めれば、Cさんは遺産の全部または

一部をもらえることにしました。(遺産の全部をもらえることはほとんどありません)とはいうものの、

この手続きが終了するまでには1年程度を要し、時間も手間もかかってしまいます。

遺言を書く際に、Bさんが「私よりも先に夫が死亡している場合は、その財産は夫の姪Cさんにす

べて遺贈する」という文言を書いておけば、何の問題もなくBさんの遺産はすべてCさんにいった

のです。このような遺言を予備的遺言といいます。

夫のAさんが亡くなった時点でBさんが遺言書を書きかえればよかったのですが、そのようなことを

思いつかないケースも多いでしょう。また、その時点でBさんが判断能力を失っている可能性もあり

ます。子どものいない夫婦が遺言を書く際には、夫(妻)が先に亡くなった場合、だれに相続しても

らいたいのかも書いておかれるとよいでしょう。

※予備的遺言は、子どもがいない夫婦だけでなく、すべての人の遺言にもあてはまります。

ここでは事例として、子どもがいない夫婦を取り上げています。

 

 

 

 

 

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子どもがいない夫婦の相続

 

子どもがいない夫婦の相続は、生前に何の対策もせずに亡くなった場合、もめる可能性が高い

です。子どもがいない老夫婦のケースをみてみましょう。

ILM10_DA19003

夫が先に亡くなり、相続人は妻と夫の兄弟2人。しかも夫の兄が既に他界しており、甥と姪が相続

人に。

相続財産は、自宅2,000万円、預貯金200万円

相続割合は、妻が4分の3、 夫の弟が8分の1、甥・姪が16分の1ずつ になります。

この割合に沿って分けると、妻→1,650万円  夫の弟→275万円  甥・姪→1,375,000円ずつ。

妻が自宅を相続しようと思えば、夫の弟へ275万円  甥・姪にそれぞれ、1,375,000円ずつ支払

わなければなりません。

夫の弟は、好意的で相続分を放棄してくれました。ところが、甥と姪は、小さい子どもをかかえて、

経済的に余裕がなく、どうしても1,375,000円を支払ってほしいと言ってきました。

こうなると、妻は、預貯金200万円を吐き出しても足りません。

妻は、自宅を売却することも考えましたが、住むところを失うことに、どうしても二の足を踏んでしま

います。結局、当初50万円ずつを甥と姪に支払い、不足分については、毎月1万円ずつを分割

で支払うことで合意しました。妻は家を残すことはできましたが、毎月2万円の出費はきついです。

妻からすると、夫の兄弟や甥や姪と財産の分け方を話し合わなければならないのは、相当なストレ

スです。亡き夫が生前に「全財産を妻に相続させる」という遺言を書いておいてくれれば、すべて

の財産は妻のものになったのです。

夫婦のどちらが先に逝くかは、だれにもわかりません。夫だけが遺言を書くのではなく、妻も遺言

を遺して、夫に無用なストレスをかけないようにするのが、相手に対する思いやりだと思います。

 

 

 

 

 

 

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