公正証書遺言」タグアーカイブ

遺言 会話式Q&A  ⑤認知症と診断された母。遺言書を作成できますか?

清子さん  「母を物忘れ外来に連れて行って診てもらったら、認知症と診断されました。兄と弟がいるけど、実家にはほとんど顔をみせなくて。このままだと遺産相続でもめそうなので、今からでも母に遺言書を書いてもらうことはできますか?」

すずきさん 「遺言書を書くためには、意思能力が必要になります。意思能力とは、このような遺言をするとどのような結果になるか、利害関係はどうなるかなどを判断する能力です。お母さんの認知症の程度がそれほどひどくなくて、どの財産をだれにあげるかを判断できるのでしたら、遺言書を作成することができます。ただ、他の兄弟から、遺言書作成当時、意思能力がなかったと主張される可能性があるので、注意が必要です。

遺言書は、公正証書遺言を作成してください。公正証書遺言は、法律のプロである公証人が、お母さんの遺言内容を法律的に問題ないかを確認しながら作成してくれるものです。お母さんとの会話がまともにできないと、公正証書遺言を作成してくれません。また、作成時には、証人二人が必要なので、その人たちも、お母さんが遺言作成時には、どのような状態だったかを証言してくれます。」

清子さん  「そうなんですね。母が、自分で書くのはやめたほうがいいのですね。」

すずきさん 「そうです。自分で書く遺言書を自筆証書遺言といいます。お母さんが自分で書かれたとしても、ご兄弟は、清子さんが、意思能力のないお母さんに無理やり書かせたと主張する可能性が高くなります。そのときに、証人になってくれる人がいなかったら、不利な状況になりかねません。また、自筆証書遺言は、民法で書き方が厳格に決まっていて、それが間違っていると、無効になってしまう可能性もあるのです。」

清子さん  「それは困ります。やはり、公正証書遺言がよいのですね。」

すずきさん 「そうなんですが、実は、公正証書遺言も、100%確実だとまでは言えないんですよ。」

清子さん  「どういうことですか?」

すずきさん 「ご兄弟から、お母さんの「遺言書が無効だ」として裁判を起こされた場合には、お母さんが、遺言作成当時、意思能力があったということを清子さんのほうで立証しなければなりません。裁判で公証人が、遺言作成当時、意思能力はあったと証言したとしても、他の兄弟が、それを否定する資料を提示すれば、裁判は負けてしまう可能性があるのです。公正証書遺言の場合でも、遺言者の意思能力が否定された判例もありますので、注意が必要なんです。」

清子さん  「なかなか難しいのですね。母が遺言書を書くのは、やっぱり無理かしら?」

すずきさん 「遺言作成当時のお母さんの意思能力を立証できるように、対策を考えておくことです。お母さんが遺言作成当時、回りの人と意思疎通ができていたということを立証できるようにすればよいですよ。遺言作成当時の診断書を医師に書いておいてもらうこと、できれば、医師に証人になってもらうこと(現実には難しいかも)、お母さんの当時の様子を記した日記をつけておくなど、しっかりとした資料を揃えておくようにしてください。」

清子さん  「なんだか大変そうだけど、なんとかやってみます。将来、もめることを思えば、今、やれることをやっておきます。すずきさん、手伝ってもらえますか?」

すずきさん 「もちろんです。まずは、お母さんと面談させてくださいね。そのうえで、作成可能かどうかを考えさせていただきます。」

清子さん  「ありがとうございます。母も、女性同士だと気軽に話しやすいと思います。都合のよい日時を、あらためて、連絡させていただきます。」

すずきさん 「お待ちしております。」

POINT 認知症でも、状態によっては遺言書を作成することが可能。ただし、作成当時、意思能力があったことを証明する資料は必ず用意しておく!!

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遺言 会話式Q&A ②子どもに知られずに遺言書を作成したいのですが。

 一郎さん 「私は、先祖から引き継いだ財産を含め、3億円以上の財産を持っています。ただ、子どもたちは、私の財産をあてにしていて、遺言書を書くと言うと、兄弟でひと悶着ありそうです。子どもたちに知られずに、遺言書を書くことはできますか?」

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すずきさん 「子どもたちが揉めるのはみたくないですからね。お気持ち、お察しいたします。なかには、遺言書を書いたことを、家族には絶対知らせたくないので、行政書士からの連絡はわからないようにしてほしいと言われる方もいらっしゃいますよ。遺言書を書いたことが原因で、あれこれ言われるのが嫌なんだそうです。」

一郎さん 「やはりそうですか。」

すずきさん 「次のような例もありました。自宅不動産や預貯金を長男に相続させるという遺言書を書かれた方がいらっしゃいました。その内容を聞いた長男は、それ以降、遺言者をぞんざいに扱い、怒った遺言者が後日、長男には内緒で、遺言書を書きかえられました。長男は、遺言書で財産をもらえることが確実になったので、遺言者を大事にしなくなったのでしょうね。」

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一郎さん 「そんなこともあるんですね。参考になりました。」

すずきさん 「すみません、話がそれましたね。自筆で書く遺言を自筆証書遺言といいます。これだと、だれにも知られずに遺言書を書くことができますが、法律で決められた方式を満たさないと、無効になってしまう可能性があり、お勧めはしません。やはり、公正証書遺言がよいと思います。公正証書遺言は、公証役場に行って作ります。公証人という元裁判官や元検事が作るので、法律的な問題が起こることはほとんどありません。また、原本は、公証役場で保管されるので、偽造変造の恐れもありません。デメリットは、証人が二人必要だということです。そういう意味では、だれにも知られずに作成することはできないということになりますが、行政書士などの専門家や公証役場で用意してくれる証人ですと信頼できると思いますよ。」

一郎さん 「なるほど、そうですか。子どもたちに知られなければ、それもいいかもしれませんね。」

すずきさん 「そうですね。もう1つデメリットがあるのですが、公正証書を作成するには、費用がかかります。財産額と相続人の人数によって計算されます。」

公証役場・公正証書作成手数料

目的財産の価額

手数料の額

100万円まで

5,000円

200万円まで

7,000円

500万円まで

11,000円

1,000万円まで

17,000円

3,000万円まで

23,000円

5,000万円まで

29,000円

1億円まで

43,000円

1. 1億円を超える部分については
  1億円を超え3億円まで  5,000万円毎に 1万3,000円
  3億円を超え10億円まで 5,000万円毎に 1万1,000円
  10億円を超える部分   5,000万円毎に 8,000円 がそれぞれ加算されます。 

2. 上記の基準を前提に,具体的に手数料を算出するには,下記の点に留意が必要です。

財産の相続又は遺贈を受ける人ごとにその財産の価額を算出し,これを上記基準表に当てはめて,その価額に対応する手数料額を求め,これらの手数料額を合算して,当該遺言書全体の手数料を算出します。

②遺言加算といって,全体の財産が1億円未満のときは,上記①によって算出された手数料額に,1万1000円が加算されます。

一郎さん 「費用がかかるのは仕方ありませんね。元裁判官や元検事さんが作成してくれるのですから、安心できます。」

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すずきさん 「おっしゃる通りです。大事な財産を安全確実にお子さんに引き継ぐコストですからね。」

一郎さん 「なんだかほっとしました。私の面倒をよくみてくれる子どもには、多くの財産をあげて、そうでない子は、※遺留分だけにしようと思います。」

すずきさん 「そうですか。子どもは親の思い通りにはいきませんね。」

※遺留分 相続人が最低限相続できる相続分。相続人が子どもだけの場合、通常もらえる相続分の半分が遺留分になる。兄弟二人が相続人の場合、遺留分は、遺産の4分の1になる。

一郎さん 「財産のことで、いろいろ相談にのってほしいことがあるのですが。」

すずきさん 「もちろん、承ります。公正証書遺言のご依頼の場合は、報酬をいただくことになりますが。」

一郎さん 「けっこうです。いろいろ相談に乗っていただきたいことがありますので、よろしくお願いします。」

すずきさん 「行政書士に公正証書遺言の作成をご依頼いただいた場合、公証役場との打ち合わせは、すべて私のほうで行います。作成日に、公証役場に一度行っていただくだけで大丈夫です。また、将来、遺言書の書き直しなどがあった場合にも、事情がわかっているので、スムーズに進むと思います。年齢とともに、自分で何かを行うのが億劫になってきますよね。行政書士が、手足となって動きますので、ご安心くださいね。」

一郎さん 「それは有難いです。財産をまとめて、あらためてこちらから、連絡させていただきます。」

すずきさん 「はい、お待ちしております。」

POINT 子どもに知られずに遺言書を書きたい場合、自筆証書遺言があるが、無効になる可能性もあり、お勧めはしない。公正証書遺言は、証人二人必要だが、子どもに知られずに遺言書を作成できる!!

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公正証書遺言を作るための手数料

 

公証役場で公正証書遺言を作成する場合、いくらの手数料が必要なのでしょうか?

公証役場のHPには、次のように書かれています。

目的財産の価額

手数料の額

100万円まで

5000円

200万円まで

7000円

500万円まで

11000円

1000万円まで

17000円

3000万円まで

23000円

5000万円まで

29000円

1億円まで

43000円

2. 上記の基準を前提に,具体的に手数料を算出するには,下記の点に留意が必要です。

  ①財産の相続又は遺贈を受ける人ごとにその財産の価額を算出し,これを上記基準表に当ては

   めて,その価額に対応する手数料額を求め,これらの手数料額を合算して,当該遺言書全体の

   手数料を算出します。

    ②遺言加算といって,全体の財産が1億円未満のときは,上記①によって算出された手数料額

    に,1万1000円が加算されます。

例えば、6000万円の財産(評価額3000万円の不動産、3000万円の預貯金)がある人が、遺言で

妻に不動産(3000万円) 子どもに預貯金各1000万円ずつを遺すと書く場合をみてみましょう。

6000万円の財産だから、手数料は、1億円以下の43000円と思われる人も多いでしょう。

ここで注意が必要なのは、手数料は相続人ごとに計算されるということです。

妻 → 3000万円の不動産   手数料 23000円

子1 → 1000万円預貯金    手数料 17000円

子2 → 1000万円預貯金    手数料 17000円

子3 → 1000万円預貯金    手数料 17000円

これに、全体の財産が1億円未満の場合は 11000円プラスされます。

23000円+17000×3+11000円=85000円

これ以外に用紙代などが必要な場合があります。

意外に高いと思われた方も多いでしょう。

行政書士に依頼する場合、公証役場に支払う手数料のほかに、その報酬も必要になります。

ただ、安全確実に大事な資産を後に遺すための投資と思えば、仕方ないのかもしれません。

遺言について相談してみたいと思われた方、お気軽にお電話してくださいね。

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遺言を作った方がよい人

 

終活が盛んに行われ、自分の死後について考える人が増えています。

かつて親の相続で自分が大変な目にあった経験から、遺言書作成に関心を持たれる方が増えて

います。

自分の場合は、どうなんだろうと思われた方、

是非、遺言を作った方がよい人をチェックしてください。

 

自分が遺言書を作る場合、どちらがいいのかわからない・・・

自筆証書遺言作成

公正証書遺言作成

相談したいけど、信頼できる人がそばにいない・・・  ← 内容が内容なだけにだれにでも気軽にと

いうわけにはいきませんね。

年齢を重ねると、物事の理解力や判断能力が落ちてきます。

早めの対策が大事です。

この記事をみて、ビビットこられた方は、是非お電話してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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公正証書遺言作成サポートを依頼して

鱸先生、いろいろありがとうございました。

先生を紹介してもらって、ほんとうによかったです。

遺言書ができて、ほっとしました。

また、何かありましたら、よろしくお願いいたします。

(80代女性)

 

鱸より

ご主人は健在ですが、遺言書を書く気がまったくない状態でした。

ご依頼者のお孫さんは、おひとりで、孫にも財産を残してやりたいと思っておられたので

すが、遺言書がないと孫に遺産を残せないことを知り、自分の分だけでも孫に遺してやり

たいというお気持ちでいらっしゃいました。

ただ、周りに遺言作成を信頼して任せられる人がいなかったため、友人の紹介で私にご依

頼いただきました。

公正証書遺言を作成したことにより、確実にお孫さんにも財産を遺すことができます。

 

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公正証書遺言の付言事項 書く? 書かない?

公正証書遺言の最後に、遺言者の相続人に対する気持ちを書くことができます。

付言事項と言われています。

例えば、相続人のうち、一人だけに遺産を多く分けるような遺言をしていた場合、

なぜ、遺言者がそのような分け方をしたのか、その気持ちを相続人に向けて書く

ことができます。

少ない分け前しかもらえなかった相続人を納得させ、争いを防ぐ役割をするかも

しれません。

ただ、遺言者によっては、そのような気持ちを、公証人や他の証人の人には聞かれ

たくないと思う人もいます。

そのような場合は、例えば相続人あてに手紙を書き、公正証書遺言の正本と一緒に保管

し、遺言書と同時に読まれるようにする方法もあります。

自分の気持ちを、公証人や証人に知られてしまうのは、私自身も抵抗を感じるものが

あります。私だったら、付言事項は書かないかなぁ・・・

 

 

 

 

できます。

例えば、

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公正証書遺言

◆公正証書遺言 ⇒ ・公証役場で公証人が作成  ・証人2人以上必要  

 

◎作成の流れ

原案作成まで(①~④)は自筆証書遺言と同じ → ⑤証人2人以上に依頼 

→ ⑥公証人と事前打ち合わせ→ ⑦証人2人以上と公証役場へ行き、公正証書遺言を作成

・公証人が遺言者と証人に、遺言を読み聞かせる(または閲覧させる)

・間違いがなければ、遺言者と証人が、各自署名・押印する

・公証人が、要式にそって作成された遺言である旨を付記し、署名・押印する 

→ ⑧原本は公証役場で保管、謄本は持ち帰って保管↓

●証人になれない人

 ・未成年者、推定相続人及び受遺者並びにこれらの配偶者及び直系血族

 ・公証人の配偶者、4親等内の親族、書記及び使用人

公正証書遺言は、遺言者が110~120歳まで公証役場で保管されます。

保管期間は、各公証役場が独自に決めています。

全国の公証役場で、遺言のあり、なし を検索することも可能です。

相続人に発見されるように、遺言書を保管しておくことが大事です。

遺言執行者や友人などに保管場所を知らせておくなど、必ず遺言が発見される

ようにしておきましょう。

 

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