21.遺産は妻と住んでいる自宅しかありません。子どもは二人いますが独立しています。 遺産の分割を禁止することができると聞いたのですが。

遺言で遺産の分割を禁止することは可能です。ただし、その期間は5年までです。子どもたちが遺言者の意思を尊重して、それ以降も遺産分割しないでおくことはできますが、必ずそうしてくれるとは限りません。遺言で自宅は妻に相続させることを書いておき、子どもたちには遺留分を請求しないように生前にお願いしておくか、遺言の付言事項に書いておかれたらよいと思います。遺留分の放棄は、遺言者の生存中でも行うことができます。遺留分を放棄する者(子どもたち)が、それぞれ家庭裁判所に「遺留分放棄」の申立てをします。家庭裁判所が許可すれば、子どもたちは遺留分の主張はできなくなります。
未成年の相続人がいる場合、成人するまで遺産分割を禁止する場合や、資格取得を目指して勉強中の者が合格するまで遺産分割を禁止する場合にも使えます。(期間は5年まで)

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